家庭菜園を7年間続けてきて、「家庭菜園は節約になる?」と聞かれたら、私は育てる野菜によると答えます。
わが家は約1坪の小さな庭とプランターが中心です。たくさん植えられるわけではないので、同じスペースを使うなら、1株から長く何度も収穫できる野菜の方が「育ててよかった」と感じることが多くなりました。
実際、2025年のきゅうりは2株から239本収穫できました。一方、大根は5本。じゃがいもも2026年春に4株育てて、収穫は18個ほどでした。
ピーマンやニラのように、育てている間はスーパーで買う回数が減る野菜もあります。
この記事では、実際にわが家で育てた野菜をもとに、スーパーで買う場合とも比べながら、約1坪の家庭菜園でコスパが良いと感じた野菜・そうでもなかった野菜を紹介します。
家庭菜園でコスパが良いと感じる野菜
わが家で「家庭菜園が節約になっているな」と感じやすいのは、限られたスペースでも、1株から長く何度も収穫できる野菜です。
特に実感しているのが、きゅうり・ピーマン・ニラです。
きゅうり|2株から239本、スーパー価格なら約9,500円分

2025年は、レンガ花壇できゅうりを2株育てました。
5月から9月まで収穫を記録したところ、2株から採れたきゅうりは合計239本。
近所のスーパーでは5本入り198円(税抜)で売られていることが多かったため、単純にスーパー価格へ置き換えると約9,500円分になります。

この年は、きゅうりの苗2株や肥料、ネット、支柱を用意しているので、「家庭菜園で9,500円節約できた」という意味ではないですよ。
支柱はそれまで竹竿を使っていましたが、レンガ花壇を作ったのをきっかけに新しく購入しました。花壇を作ったときに土づくりをしていたため、夏に向けて改めて大がかりな土づくりはしていません。
細かな栽培費をすべて記録しているわけではないので、実際にいくら得をしたのかまでは計算できません。
それでも収穫が始まると毎日のように採れる時期もあり、「今日はきゅうりを買わなくていい」という日がかなり増えました。
わが家ではグリーンカーテンとしても毎年育てているので、限られたスペースで日よけと収穫の両方を兼ねられるところも気に入っています。
2025年に239本収穫したときの記録は、きゅうりのグリーンカーテンを5年続けた記録でも詳しく紹介しています。
ピーマン|1株から長く採れて、夏は買わなくなった
ピーマンも、わが家ではコスパが良いと感じる夏野菜です。
理由は単純で、1株から長い期間、たくさん収穫できるから。
収穫が続いている間は庭から採れるため、夏はスーパーでピーマンを買っていません。
何個収穫できたかまでは記録していませんが、1回採って終わりではなく、次々と実がついて長く収穫できるので、「苗1株からこんなに採れるんだ」と感じます。
約1坪しかないわが家では、植えられる株数を増やすより、1株を長く収穫できる野菜の方が使いやすいです。
ニラ|3年目も月2回ほど収穫できる
ニラは現在3年目。
同じ株を育て続けていて、時期にもよりますが、月2回ほど収穫しています。
今年は初めて花芽もつきました。
一度収穫して終わりではなく、切ったあとにまた伸びてくるので、必要なときに庭から採っています。
以前から、冷蔵庫に卵があれば庭のニラを採ってニラ玉にすることもありました。
毎回スーパーで1束買うほどではないけれど、少しだけ使いたい。そんなときにも、自宅にニラがあると便利です。
3年間同じ株から収穫できていることを考えると、わが家ではかなりコスパの良い野菜だと感じています。
にんにく|時間はかかるけれど「国産にんにく」と考えるとアリ
にんにくは、きゅうりやピーマンとは少し違います。
秋に植えて翌年の春まで育てるため、栽培期間はかなり長めです。
2026年は5株を無事に収穫できました。
約1坪の庭で半年以上場所を使って5株と考えると、「収穫量だけならものすごくコスパが良い」とは感じません。

でも、国産にんにくを自分で育てて収穫できたと思うと(笑)。私はそこまでコスパが悪いとは感じないんですよね。
にんにくは2024年の栽培では失敗しているので、なおさら2026年にちゃんと収穫できたときの満足感もありました。
単純な収穫量だけでは決めにくい野菜です。
にんにく栽培の記録は、にんにく栽培の失敗と成功の記事でまとめています。
狭い家庭菜園ではコスパが良くないと感じた野菜
反対に、実際に育ててみて「節約だけを考えるなら、スーパーで買ってもいいかな」と感じる野菜もあります。
わが家の場合は、大根・じゃがいも・ブロッコリーです。
どれも育てられないわけではありません。
ただ、約1坪という限られたスペースでは、使う場所や栽培期間に対して採れる量が少なく感じることがあります。
大根|5本収穫してスーパー価格なら約1,000円分
2025年12月に種をまいた大根は、2026年2~3月に5本収穫しました。
近所のスーパーでは1本198円(税抜)で売られていることが多かったため、5本なら単純計算で約1,000円分です。
ただ、この大根は新しく一式そろえて育てたわけではありません。
種は前年の残り。不織布プランターも手持ちの7ガロンを使い、土も再利用しました。
少なくとも、種・プランター・土をこの大根のために新しく買ったわけではありません。
その意味では、少ない追加購入で5本採れたとも考えられます。
ですが、大根は収穫するとそこで終わりです。
プランター1個を使って数本育てることになるので、約1坪しかないわが家では、きゅうりやピーマンほど「節約できた!」という感じはありませんでした。
私にとっては、節約というより自分で育てて収穫する楽しさの方が大きい野菜です。
じゃがいも|4株育てても約18個だった

じゃがいもは収穫するときが楽しくて、何度か育てています。
土を掘ってじゃがいもが出てくる瞬間は、毎回ちょっと宝探しみたいです。
ただ、コスパだけを見ると、狭い家庭菜園ではそこまで良いとは感じていません。
わが家では、1株から採れるじゃがいもは4~8個ほど。
2026年春は4株育てましたが、収穫できたのは全部で18個くらいでした。
広い畑で何十株も植えられれば、「いっぱい採れた!」という達成感もあるんだろうなと思います。
でも、約1坪のわが家では1~2株しか場所を取れないこともあります。
そのスペースを数か月使って数個のじゃがいもを収穫するとなると、スーパーで買うよりかなり得だとは感じにくいです。
それでも掘る楽しさがあるので、節約目的ではなく「育てたいから育てる」野菜になっています。
ブロッコリー|大きな頂花蕾は1株1個
ブロッコリーも、栽培期間に対して採れる量が少なく感じる野菜です。
大きな頂花蕾は、基本的に1株から1個。

側花蕾も収穫できる品種を育てたことがありますが、やはり頂花蕾ほど大きくはないんですよね。
少しずつ採れるのはうれしいものの、料理に使うときにまとまった量を収穫できないところが、私は少し使いにくいと感じます。
株自体もある程度場所を取るため、限られた庭で長く育てて大きなブロッコリーが1個と考えると、わが家ではコスパの良い野菜という印象ではありません。
これも、ブロッコリーそのものが家庭菜園に向かないという意味ではなく、約1坪のわが家で節約を目的に育てるなら優先順位は低めという話です。
家庭菜園のコスパは「収穫した野菜の値段」だけでは決めにくい
今回改めて比べてみると、家庭菜園のコスパは「収穫した野菜をスーパー価格にするといくらか」だけでは決めにくいと感じます。
| 野菜 | わが家の収穫・利用状況 | 追加購入・使い回しの状況 |
|---|---|---|
| きゅうり | 2025年に2株から239本。スーパー価格換算で約9,500円分 | 苗2株・肥料・ネット・支柱を購入 |
| 大根 | 5本収穫。スーパー価格換算で約1,000円分 | 前年の残り種・手持ちの不織布プランター・再利用した土を使用 |
| ニラ | 同じ株を3年間育て、月2回ほど収穫 | 3年目も同じ株から収穫 |
| ピーマン | 1株から長期間収穫。夏はスーパーで買っていない | 苗1株・肥料を購入 |
このように、スーパー価格に換算した金額が大きくても、その年に苗や資材を購入している野菜もあります。反対に、収穫量は少なくても、手持ちのプランターや再利用した土を使って追加費用を抑えられた野菜もありました。
なので、わが家では収穫した野菜の金額だけでなく、何年使えるか、何度収穫できるか、どのくらい栽培スペースを使うかまで含めて「コスパ」を考えています。
さらに、約1坪しかないわが家では、どれだけ場所を使うかもかなり気になります。
同じ場所を数か月使うなら、1回収穫して終わる野菜より、何度も採れる野菜の方が「このスペースを使ってよかった」と感じやすいです。
まとめ|約1坪なら長く何度も採れる野菜は節約を実感しやすかった
家庭菜園を7年間続けてきましたが、何を育ててもスーパーで買うより安くなるわけではありません。
約1坪のわが家では、きゅうり・ピーマン・ニラのように、限られた場所から長く何度も収穫できる野菜ほど、スーパーで買う回数が減り、節約を実感しやすいです。
一方、じゃがいもやブロッコリーは、使うスペースや栽培期間に対して、わが家では収穫量が少なく感じました。
だからといって育てないわけでもありません。
大根を抜く楽しさや、じゃがいもを掘る楽しさ、国産にんにくを自分で育てる満足感(笑)など、金額だけでは決められないところも家庭菜園にはあります。
節約だけを狙うなら、私はまず「1株から長く、何度も収穫できるか」を見て、限られた栽培スペースに何を植えるか考えています。



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