家庭菜園は種と苗どっち?初心者に苗をすすめる理由と使い分け方

家庭菜園の工夫・暮らし

家庭菜園を初めてするなら、私はまず苗から始めます。

わが家では約1坪の庭やプランターで7年間、種と苗の両方から野菜を育ててきましたが、トマトやナス、きゅうりなど1~数株あれば十分な野菜は、現在も苗を買うことがほとんどです。

一方で、直接種をまく野菜や、たくさん育てたい野菜、欲しい品種や時期に苗がないときは種を選んでいます。

この記事では、実際に種から育てて大変だったことと、両方を試すなかで決まってきた、わが家の種と苗の使い分け方を紹介します。

初めて家庭菜園をするなら、私はまず苗から始める

わが家が家庭菜園を始めたのは約7年前です。

最初に育てたのは野菜ではなくいちごで、このときも種ではなく苗を購入しました。

その後、育てる野菜が増えて、種からの栽培もいろいろ試しました。トマトやナス、きゅうりは種から苗まで育てたこともあります。

トマトやナスなどを種から育苗する場合は、種をまいて発芽を待ち、植え付けられる大きさになるまで苗を管理する期間があります。

苗ならすでにある程度育った状態から始められるうえ、必要な株数だけ購入できます。

約1坪しかないわが家では、種からたくさん苗を育てても、すべてを植えられるわけではありません。

実際に種から育てるようになってからは、「育てられるか」だけではなく、「最終的に何株植えられるか」も考えるようになりました。

なので、「まず1株だけ育ててみたい」という場合なら、私は苗を選びます。

家庭菜園を始めるときに必要なものをできるだけ少なくしたい場合は、必要なものを最低限の道具にまとめています。

種から育ててみて大変だった3つのこと

現在も種から育てている野菜はあります。

ただ、実際に種まきから育苗までやってみると、苗を購入していたときにはなかった大変さもありました。

特に印象に残っているのが、2024年にトマトやナス、きゅうりなどを種から育てたときです。

室内育苗は思った以上に場所を取った

2024年は、まだ寒い時期からトマトやナス、きゅうりなどの種をまきました。

発芽した苗は家の中へ入れ、スリムワゴンにポットを並べて管理していました。

スリムワゴンで育苗
スリムワゴンでの育苗風景(2024/04/10 筆者撮影)

ひとつひとつのポットは小さいのですが、何種類も育てるとどんどん数が増えていきます。

並べてみると、これが思っていた以上に場所を取りました。

約1坪の庭では「庭のどこへ植えるか」ばかり考えていましたが、種から育てるなら、植え付けるまで苗をどこに置いておくかも必要なんですよね。

発芽しても苗までうまく育たないことがあった

種をまいて発芽しても、すべてがそのまま順調に苗まで育ったわけではありません。

2024年に室内で育苗したときは、発芽後にひょろひょろと徒長してしまうものが多くありました。

オクラが小さいうちに枯れてしまったこともあります。

なつめぐ
なつめぐ

2026年にプランターへまいたスイスチャードは、発芽すらしませんでした。

なぜうまく育たなかったのか、原因をひとつに決めることはできません。

ただ、実際にやってみて、種から育てる場合は「種をまけば終わり」ではなく、その後の苗の管理も必要なんだと感じました。

苗が余って、植える場所に困った

反対に、うまく苗まで育ったことで困ったこともあります。

2024年に種から育てたミニトマトとミニナスは、必要な数より多く苗が育ちました。

せっかくここまで育てた苗を処分するのももったいない。

そう思って、余った苗を玄関前で袋栽培することにしました。

袋栽培の矮性ミニトマト
余った矮性ミニトマトの苗を袋栽培に。このあと、さらに大きい25Lの培養土に植え付けた(2024/05/04 筆者撮影)

その結果、栽培場所がどんどん増えて、夫から「増やすな」と言われることに(笑)。

種は一袋に何粒も入っていますが、狭い家庭菜園では「何粒まくか」だけではなく、苗になったあと何株植えられるかまで考えておいた方がよさそうです。

なつめぐ
なつめぐ

せっかく育つと、捨てられないんですよね……。そして場所がなくなる(笑)。

ヨルくん
ヨルくん

おやつは多いほうがいいのに。

7年続けた今は「種から育てる理由があるか」で使い分けている

種から育てる大変さも経験しましたが、だからといって、今はすべて苗を購入しているわけではありません。

育てる株数や野菜の種類、欲しい品種、育てる時期によって、種と苗を使い分けています。

トマト・ナス・きゅうりなどは必要な数だけ苗を買う

トマト・ナス・きゅうりは種から育てた経験がありますが、現在はほとんど苗を購入しています。

種から苗まで育てられたこともあります。

ただ、約1坪の庭では何株も植えられません。

育苗する手間と、余った苗を植える場所まで考えると、わが家では必要な数だけ苗を買う形に落ち着きました。

小ネギとニラも、以前は種から育てたことがあります。

ところが発芽したばかりの苗が細く、私はなかなかうまく育てられませんでした。

そのため、こちらも今は苗を購入しています。

以前は「種から育てられる野菜か」で考えることもありましたが、今はそれよりも、わが家でわざわざ種から育てる理由があるかで選ぶことが増えました。

大根・にんじん・かぶ・オクラなどは種から育てる

一方、大根やにんじん、かぶ、インゲン、葉物野菜などは、育てる場所へ直接種をまいています。

スナップエンドウのように、一度に何株も育てたい野菜も種からです。

オクラも、わが家では種から育てることが多くなりました。

2025年にはオクラの苗を購入したことがありますが、植え付ける頃にはポリポットの中で根が回っていました。

2026年5月13日に育て始めた丸オクラは、レンガ花壇へ直接種をまいて育てています。

発芽した丸オクラ
5月13日に播種して、発芽した丸オクラ(2026/05/19 筆者撮影)

苗を買う野菜が多いわが家でも、育て方や必要な株数によっては、今も種の方を選んでいます。

欲しい品種や時期に苗がなければ種

普段なら苗を購入する野菜でも、育てたい品種の苗が見つからないときは種を選びます。

たとえば、大玉トマトの「麗夏」と中玉トマトの「フルティカ」。

近所のホームセンターでは苗を見かけなかったため、種を購入しました。

育てる時期をずらしたいときにも、種から始めることがあります。

2026年には、夏に種をまいて秋の収穫を目指すトウモロコシ栽培にも挑戦しました。

なつめぐ
なつめぐ

栽培しているトウモロコシは、秋どり品種の「オータムイエロー」です。

7月27日に種をまき、7月30日には発芽している様子を撮影できました。

発芽したトウモロコシ
7月27日に播種し、発芽したトウモロコシ(2026/07/30 筆者撮影)

これまで種と苗の両方から育てた野菜のうち、現在の選び方をまとめるとこんな感じです。

野菜種から苗から現在の選び方
トマト〇〇苗が中心
ナス〇〇苗が中心
きゅうり〇〇苗が中心
小ネギ〇〇苗
ニラ〇〇苗
オクラ〇〇種から育てることが多い

同じ「種から育てられる野菜」でも、両方を試してみると、今の選び方は野菜によって違っています。

まとめ|初めてなら苗、種は「種から育てる理由」があるとき

家庭菜園を初めてするなら、私は今でも苗から始めます。

ただ、7年間いろいろ育ててきても、種を使わなくなったわけではありません。

わが家では、必要な株数だけ育てたい野菜は苗、直接まく野菜やたくさん育てたい野菜、欲しい品種や時期に苗がない場合は種を選んでいます。

どちらか一方に決めるのではなく、「何株育てたいか」「その野菜を種から育てる理由があるか」で選ぶのが、今の使い分け方です。

なつめぐ

中部地方在住/30代主婦/家庭菜園歴7年
約1坪の小さな庭で「狭くても楽しめる家庭菜園」を実践中。
野菜の価格が気になる今だからこそ、無理なく続けられる家庭菜園で家族の食卓をちょっと豊かに。
このブログでは、実際に育てて分かった成功・失敗や、初心者でも取り入れやすい栽培のコツを発信しています。

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