家庭菜園の道具は最低限でOK!最初に買うもの2つと後から揃えるもの

家庭菜園の工夫・暮らし

「家庭菜園を始めたいけれど、最初にどんな道具を揃えればいい?」「できるだけお金をかけずに始めたい」と思っていませんか?

家庭菜園というと、プランターやスコップ、じょうろ、園芸ばさみなど、いろいろな道具が必要に思えるかもしれません。

わが家では、約1坪の小さな庭やプランターで7年間家庭菜園を続けていますが、最初からたくさんの道具を揃える必要はないと感じています。

プランターを新しく購入せず、培養土の袋をそのまま使って苗1株から始めるなら、最初に買うものは「野菜苗」と「野菜用培養土」の2つからでも家庭菜園を始められます。

この記事では、家庭菜園を始めるときに最低限必要なものや、最初から揃えなくてもいい道具、あとから買い足したいものを、実際の経験とともに紹介します。

家庭菜園を始めるときに最低限必要なものは2つ

家庭菜園をできるだけ少ないもので試してみたい場合、培養土の袋を栽培容器として使えば、まずは次の2つから始められます。

  • 野菜用培養土
  • 野菜苗

プランターやじょうろ、スコップなどの園芸用品もあると便利ですが、最初からすべて揃える必要はありません。

実際にわが家でも、2024年には培養土の袋をそのまま使ってミニトマトやミニナスを育て、収穫までできました。

まずは苗1株から試してみて、「家庭菜園を続けたい」と思ってから必要になったものをあとから買い足していけば十分だと感じています。

①野菜苗|育てたい野菜を1株選ぶ

家庭菜園を手軽に始めるなら、まずは育てたい野菜の苗を1株用意します。

種から育てる方法もありますが、種まきから始めると、発芽するまでの管理や間引き、植え替えなどの作業が増えます。また、1株だけ育てたい場合でも種が余ることがあります。

最初からできるだけ少ないもの・少ない手間で始めるなら、すでにある程度育っている苗を購入する方が始めやすいです。種と苗のどちらを選ぶか迷っている方は、種と苗の使い分け方も参考にしてみてください。

育てる野菜は、自分が食べたいものや育ててみたいものを選んでOK。

わが家でも、これまでトマトやなす、ピーマン、きゅうり、オクラなど、さまざまな夏野菜を苗から育ててきました。

なつめぐ
なつめぐ

育てやすさを重視するなら、個人的にはピーマンがおすすめです。

初心者向けとしてよく紹介されるミニトマトも何度も育てていますが、わき芽を見分けて取ったり、伸びた茎を支柱へ誘引したりと、実際に育ててみると意外とやることがあります。

ピーマンは比較的手をかけずに育てやすく、ミニトマトほど早い段階から大きな支柱も必要にならないと感じています。

とはいえ、育てやすさだけで選ぶ必要はありません。ミニトマトが好きならミニトマトでもいいですし、せっかくなら自分が収穫して食べたい野菜から始めてみてください。

②野菜用培養土|元肥入りなら始めやすい

苗と一緒に用意するのが、野菜用培養土です。

ホームセンターなどにはさまざまな土が並んでいますが、初めて家庭菜園をするなら、肥料があらかじめ配合された「元肥入り」の野菜用培養土を選ぶと手軽です。

元肥入りなら、植え付け前に自分で肥料を量って土へ混ぜる手間を減らせます。追肥については、使用する培養土や育てる野菜に合わせて、必要になるまでに用意しておけばOKです。

培養土の量は育てる野菜によって変わりますが、たとえば私がピーマン1株をできるだけ最低限のもので育てるなら、14L程度の野菜用培養土を選び、その袋をそのまま栽培容器として使います。

家庭菜園はプランターなしでも始められる

袋栽培のミニトマトとミニナス(2024/06/15 筆者撮影)

家庭菜園というとプランターを用意するイメージがありますが、培養土が入っていた袋をそのまま栽培容器として使う「袋栽培」もできます。

わが家でも2024年に、培養土の袋を使ってミニトマトとミニナスを育てました。

プランターを新しく購入する必要がないため、「まずは家庭菜園を少ないもので試してみたい」という場合にも取り入れやすい方法です。

なつめぐ
なつめぐ

わが家で袋栽培をしたときは、培養土の袋の底が安定するように袋の角を内側へ折り込み、ガムテープで固定。さらに、余分な水が抜けるように袋へ排水穴を開けてから、苗を植え付けました。

この方法なら、プランターへ土を入れるための土入れやスコップなども使わず、培養土を買ってきた袋のまま栽培を始められます。

ただし、実際に使ってみると、プランターに比べて栽培途中に移動させにくいところは気になりました。

袋栽培をする場合は、日当たりや水やりのしやすさを考えて、最初に置き場所を決めてから植え付けるのがおすすめです。

ミニトマトとミニナスの袋栽培
ミニトマトとミニナスの袋栽培はしっかり収穫までこぎ着けた(2024/07/01 筆者撮影)

家庭菜園で最初から揃えなくてもいい道具

組み立て式のじょうろ
わが家で使っている、DAISOで購入した組み立て式のじょうろ(2026/09/04 筆者撮影)

家庭菜園では、じょうろやスコップ、手袋などが定番の園芸用品として紹介されることがあります。

もちろん、どれも持っていると便利な道具です。

ただ、野菜苗を1株植えて家庭菜園を始めるだけなら、最初から専用のものをすべて揃えなくても大丈夫です。

まずは家にあるものを使ったり、必要性を感じてから買い足したりしてもいいと思います。

  • じょうろ
    水を入れられる容器があれば代用OK。
  • スコップ
    1苗くらいなら手で掘ってしまえばOK。
  • 手袋
    土を触るのに抵抗がなければなくてもOK。

家庭菜園を始めてから買い足したい道具・資材3つ

苗と培養土だけでも家庭菜園を始められますが、野菜が育ってくると必要になるものもあります。

最初からすべて揃えるのではなく、苗の成長や必要な作業に合わせて買い足していけばOKです。

わが家なら、まず次の3つを用意します。

  • 肥料
  • 支柱
  • 園芸ばさみ

育てる野菜や成長の早さによって必要になる時期は異なるため、苗の様子を見ながら準備しましょう。

肥料|追肥が必要になるころまでに用意する

元肥入りの野菜用培養土を使えば、植え付け時に別途肥料を用意する必要はありません。

ですが、培養土に最初から含まれている肥料の効果はずっと続くわけではないため、栽培を続けるなかで追肥が必要になります。

追肥を始める時期は、育てる野菜や使用する培養土、肥料によって異なります。植え付けたその日に慌てて購入するのではなく、使っている培養土や育てる野菜に合わせて、必要になるまでに用意しておけばOKです。

わが家では現在、野菜ごとの専用肥料はほとんど購入せず、同じ化成肥料をさまざまな野菜に使っています。

なつめぐ
なつめぐ

わが家で使っている肥料は、N:P:K:Mg=8:12:7:5の化成肥料です。

支柱|苗の成長に合わせて用意する

ピーマンやトマト、なすなど、成長すると支柱が必要になる野菜もあります。

ただ、苗がまだ小さいうちから、本支柱まで最初に揃えておく必要はないと感じています。

わが家では、苗が小さい時期の仮支柱として割り箸を使うこともあります。

たとえばピーマンなら、私なら植え付けから3週間くらいまでをひとつの目安に本支柱を用意します。

ただし、苗の成長は気温や日当たりなどによっても変わるため、「3週間経ったら支柱を立てる」と決めるのではなく、株の大きさを見ながら必要になる前に準備するようにしています。

園芸ばさみ|収穫や剪定が始まるまでに用意する

園芸ばさみも、苗を植え付けるだけなら最初から必要な道具ではありません。

野菜が育ってくると、収穫したり、枝葉を剪定したりする場面が増えるため、そのころまでに用意しておくと便利です。

わが家でも現在は、野菜の収穫や剪定などに園芸ばさみを使っています。

家庭菜園を始める段階では、「あとで必要になりそうだから」と最初から買うのではなく、実際に必要になる少し前に買うくらいでも十分です。

なつめぐ
なつめぐ

肥料は少量から、支柱も園芸ばさみもDAISOなどの100均で購入できます。お試し家庭菜園なら十分です。

家庭菜園初心者だったわが家が最初に揃えたもの

わが家が家庭菜園を始めたのは約7年前です。

最初に育てたのは、野菜ではなくいちごでした。

当時用意したのは、次の5つです。

  • いちご苗
  • 野菜用培養土
  • いちご用のタワープランター2つ
  • いちご専用肥料
  • カット藁

最初から園芸道具をたくさん揃えたわけではなく、育てたいいちごに必要だと思ったものを購入して家庭菜園を始めました。

その後、育てる野菜が増えたり、栽培中の困りごとに合わせて道具を買ったり、気になる資材を試したりしながら、少しずつ園芸用品が増えていきました。

一方で、7年間ずっと同じものを使い続けてきたわけでもありません。

最初に使っていたいちご専用肥料は現在では購入しておらず、いろいろな野菜に使える化成肥料を使っています。

その後は育てる野菜が増え、プランターだけでなく地植えなど、栽培する場所や方法も変わっていきました。

もちろん、家庭菜園を始めたころは「苗と培養土だけでも始められる」と考えていたわけではありません。

でも、7年間いろいろな方法で野菜を育ててきた今振り返ってみると、最初から先々使う道具まで揃えなくても、必要になったときに買い足せば十分だったと感じています。

家庭菜園歴7年で増えた道具・使わなくなったもの

家庭菜園を始めたころは必要なものだけを用意していましたが、7年間続けるうちに園芸用品はかなり増えました。

現在使っているものを大きく分けると、次のようなものがあります。

種類現在使っているもの
道具園芸ばさみ、スコップ、フォーク、じょうろ、カゴ、園芸シート、酸度計、手袋、スポイト、土入れなど
栽培用品支柱、パッカー、ポリポット、スリット鉢、プラ鉢など
肥料・活力剤化成肥料、液体肥料、活力液、菌力アップなど
防除用品クムラス、アーリーセーフ、ニームオイル、ベニカ水溶剤、ゼンターリ、ダイアジノン3、植物つよしなど
土づくり資材籾殻、籾殻燻炭、苦土石灰、バーク堆肥、牛糞堆肥、ピートモスなど

このほか、土を入れておく折りたたみ収納袋や、自作した虫除けカプセルなども使っています。

こうして並べるとかなり多く見えますが、これらを家庭菜園を始めたときにまとめて購入したわけではありません。

育てる野菜が増えたり、栽培中に困ったことが出てきたり、「これを試してみたい」と思ったりするたびに少しずつ買い足した結果です。

最近になってから使うようになったものにも、フォークや空気圧で噴射できるスプレーボトルなどがあります。

なつめぐ
なつめぐ

空気圧で噴射できるスプレーボトルを購入する前は、薬剤を散布するたびにシュッシュシュッシュ手動で頑張っていました…。購入後は散布する前にシュコシュコ空気を入れれば、あとはノブを引くだけなので楽ちんです。

反対に、一度は使っていたものの、現在は使わなくなったものもあります。

どれも「買って失敗した」というわけではありません。

実際に使ってみたうえで、栽培方法が変わったり、別のものを使うようになったりして、自然と使わなくなりました。

たとえば以前は市販の土の再生材やカルスNC-Rなども使っていましたが、現在は別の方法で古い土を再利用しています。詳しくは土の再利用方法をまとめた記事をご覧ください。

家庭菜園を続けていると、必要なものが増えるだけでなく、使う道具や資材そのものも変わっていきます。

だからこそ、これから家庭菜園を始めるなら、先のことを考えて最初からたくさん揃えるより、必要になったときに自分に合うものを選んでいけば十分だと思います。

なつめぐ
なつめぐ

園芸用品は増えてきましたが、大きな物置を置けるほどのスペースはありません。現在使っている道具や資材をどこに収納しているかは、家庭菜園の道具の収納方法で紹介しています。

まとめ|家庭菜園は最初から道具を揃えすぎなくてOK

家庭菜園を始めるときは、「あとで使いそうだから」と、ついいろいろな道具を揃えたくなるかもしれません。

でも、実際に7年間続けてみると、育てる野菜や栽培方法によって必要なものは変わってきました。

わが家でも、家庭菜園を始めたころからずっと使い続けている道具はありません。

最初から先のことまで考えて道具を揃えるより、まずは小さく始めて、実際に「これが欲しい」と思ったときに買い足す方が、自分に合ったものを選びやすいと思います。

特に「家庭菜園をやってみたいけれど、続くか分からない」という方なら、なおさら最初は最低限で十分です。

まずは好きな野菜をひとつ育てるところから、気軽に家庭菜園を始めてみてください。

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