家庭菜園をできるだけ少ないもので始めるなら、野菜苗と野菜用培養土の2つからでも始められます。培養土の袋をそのまま栽培容器として使えば、プランターを新しく購入する必要もありません。
わが家では約1坪の小さな庭やプランターで7年間家庭菜園を続けています。2024年には、実際に袋栽培をしました。
一方、家庭菜園を始めたころは、いちご苗や専用肥料など4つを揃えてスタートしています。7年間続けるなかで、必要な道具は増えたり使わなくなったりしました。
この記事では、家庭菜園を始めるときに最低限必要なものと、実際に育てながら追加した道具を紹介します。
家庭菜園を始めるときに最低限必要なものは2つ
これまで、地植え・プランター・袋栽培など、さまざまな栽培方法をやってみて思うのは、家庭菜園をできるだけ少ないもので始めるなら、次の2つがあれば十分だということです。
- 野菜用培養土
- 野菜苗
わが家でも2024年に、培養土の袋を使った袋栽培をしています。

「まず1株だけ育ててみたい」という場合なら、最初から園芸用品を一式揃えなくても始められます。
①野菜苗|育てたい野菜を1株選ぶ
まず用意すべきなのは育てる野菜ですが、私なら、最初は種ではなく苗を1株選びます。
これまでトマト、なす、ピーマン、きゅうり、オクラなどを苗から育ててきましたが、1株だけ試すなら苗から始める方が手軽でした。
種から育てると、発芽後の間引きや植え替えが必要になることもあり、1株だけ育てたい場合は種が余ることもあります。
最初からできるだけ少ないもの・少ない手間で始めるなら、すでにある程度育っている苗を購入する方が始めやすいです。種と苗のどちらを選ぶか迷っている方は、種と苗の使い分け方も参考にしてみてください。
育てる野菜は、自分が食べたいものや育ててみたいものを選んでOK。

育てやすさを重視するなら、個人的にはピーマンがおすすめです。
初心者向けとしてよく紹介されるミニトマトも何度も育てていますが、わき芽を見分けて取ったり、伸びた茎を支柱へ誘引したりと、実際に育ててみると意外とやることがあります。
ピーマンは比較的手をかけずに育てやすく、ミニトマトほど早い段階から大きな支柱も必要にならないと感じています。
とはいえ、育てやすさだけで選ぶより、自分が収穫して食べたい野菜を選んだ方が、育てる楽しみは続きやすいと思います。
②野菜用培養土|元肥入りを選ぶ
苗と一緒に用意するのが、野菜用培養土です。
ホームセンターなどにはさまざまな土が並んでいますが、私は、肥料があらかじめ入っている元肥入りの培養土を選ぶことが多いです。
元肥入りなら、植え付け前に自分で肥料を量って土へ混ぜる手間を減らせます。追肥については、使用する培養土や育てる野菜に合わせて、必要になるまでに用意しておけばOKです。
培養土の量は育てる野菜によって変わりますが、たとえば私がピーマン1株をできるだけ最低限のもので育てるなら、14L程度の野菜用培養土を選び、その袋をそのまま栽培容器として使います。
わが家では2024年に、培養土の袋をそのまま使ってミニトマトとミニナスを育て、収穫までできました。袋に排水穴を開けて苗を植えたため、プランターや土入れ、スコップも使っていません。

実際にやってみると、袋は途中で移動しにくかったため、最初に置き場所を決めておく方がよいと感じました。

家庭菜園初心者だったわが家が最初に揃えたもの

わが家が家庭菜園を始めたのは約7年前です。
最初に育てたのは、野菜ではなくいちごでした。
当時用意したのは、次の4つです。
- いちご苗
- 野菜用培養土
- いちご用のタワープランター2つ
- いちご専用肥料
当時は、いちごを育てるために必要だと思ったものを揃えて始めました。
その後、育てる野菜が増えたり、栽培中の困りごとに合わせて道具を買ったり、気になる資材を試したりしながら、少しずつ園芸用品が増えていきました。
現在は最初に使っていたいちご専用肥料は購入しておらず、いろいろな野菜に使える化成肥料を使っています。
その後は育てる野菜が増え、プランターだけでなく地植えなど、栽培する場所や方法も変わっていきました。
栽培中に買い足した道具・資材
家庭菜園を始めたあと、育てる野菜や作業が増えるにつれて、必要な道具も少しずつ増えていきました。
肥料|専用品から、いろいろな野菜に使えるものへ
元肥入りの野菜用培養土を使えば、植え付け時に別途肥料を用意する必要はありません。
ですが、培養土に最初から含まれている肥料の効果はずっと続くわけではないため、栽培を続けるなかで追肥が必要になります。
わが家が家庭菜園を始めたころは、いちご専用肥料を使っていました。
その後、トマトやなす、ピーマン、きゅうりなど育てる野菜が増えたため、現在は野菜ごとの専用肥料をほとんど購入していません。

わが家では現在、N:P:K:Mg=8:12:7:5の化成肥料を、さまざまな野菜に使っています。
育てる種類が増えたことで、専用品をいくつも揃えるより、複数の野菜に使えるものの方がわが家には合っていました。
支柱|苗が小さいうちは割り箸を使うこともある
ピーマンやトマト、なすなどを育てるときは、株が大きくなるにつれて支柱を使います。
わが家では、苗がまだ小さい時期の仮支柱として割り箸を使うこともあります。
たとえばピーマンなら、私の場合は植え付けから3週間くらいまでをひとつの目安に本支柱を用意しています。
ただし、成長の早さは気温や日当たりでも変わるため、実際には株の大きさを見ながら判断しています。
園芸ばさみ|収穫や剪定が始まるまでに用意する
園芸ばさみは、現在では収穫や剪定に使っています。
苗を植えたばかりのころは出番がほとんどありませんでしたが、株が育って枝葉を切ったり、実を収穫したりするようになると使う場面が増えました。

肥料は少量から、支柱も園芸ばさみもDAISOなどの100均で購入できます。まず試してみたいときには取り入れやすいです。
しばらく家庭菜園をしていると、園芸ばさみはDAISOで購入したものだと切りにくく感じたりして、切れ味が物足りなくなりました。現在ではホームセンターでしっかりした切れ味のものを使っています。
じょうろやスコップも、栽培方法に合わせて増えた

現在は、じょうろやスコップ、土入れなども使っています。
玄関前の水やりでは、DAISOで購入した組み立て式のじょうろを使っています。

培養土の袋をそのまま使った袋栽培では、土を別の容器に移すことはなく、また植穴は手で掘っていたので、スコップや土入れは使いませんでした。
同じ家庭菜園でも、育てる場所や方法によって使う道具は変わりますね。
家庭菜園歴7年で増えた道具・使わなくなったもの
家庭菜園を7年間続けるうちに、使う道具や資材は少しずつ増えてきました。
特に、栽培中の困りごとや作業の負担に合わせて増えたのが、次のようなものです。
| 増えたもの | 増えた理由 |
|---|---|
| 防除用品 | 害虫や病気への対策が必要になったため |
| 土づくり資材 | 古い土を再利用したり、庭の土を整えたりするようになったため |
| 空気圧式スプレーボトル | 薬剤散布の負担を減らしたかったため |

空気圧で噴射できるスプレーボトルを購入する前は、薬剤を散布するたびにシュッシュシュッシュ手動で頑張っていました…。購入後は散布する前にシュコシュコ空気を入れれば、あとはノブを引くだけなので楽ちんです。
反対に、以前は使っていたものの、現在は使わなくなったものもあります。
たとえば、以前は市販の土の再生材やカルスNC-Rを使っていた時期もありましたが、現在は別の方法で古い土を再利用しています。詳しくは土の再利用方法をまとめた記事で紹介しています。
家庭菜園を続けていると、必要なものが増えるだけでなく、使う道具や資材そのものも変わっていきます。
まとめ|必要な道具は、育ててみてから分かる
家庭菜園を7年間続けてきて感じるのは、必要な道具は、始める前にすべて決められるものではないということです。
実際に育ててみると、支柱が必要になったり、害虫対策の道具が増えたり、「この作業をもう少し楽にしたい」と感じて新しい道具を使うようになったりします。
反対に、最初は使っていても、育てる野菜や栽培方法が変わって使わなくなるものもありました。
だからこそ、最初から先々の道具まで揃える必要はないと感じています。
できるだけ少ないもので始めるなら、まずは育てたい野菜の苗と野菜用培養土から。
1株育ててみると、自分の家庭菜園に本当に必要なものが少しずつ見えてきます。



コメント