「庭が狭いけれど、いろいろな野菜を育てたい」と思ったことはありませんか?
わが家では、約1坪の小さな庭で7年間家庭菜園を続けています。
限られたスペースを活用するため、キャベツやブロッコリー、リーフレタスなどを同じ花壇で育てたり、きゅうりの株元に小ねぎやマリーゴールドを植えたりと、さまざまな混植を試してきました。
この記事では、実際に試した混植の組み合わせや収穫の様子、狭い家庭菜園で混植するときに工夫していることを、写真とともに紹介します。
冬のレンガ花壇で5種類を混植してみました

冬のレンガ花壇では、キャベツ・ブロッコリー・リーフレタス・にんじん・スナップエンドウの5種類を一緒に育てました。
このとき一番育てたかったのは、キャベツとブロッコリーです。
コンパニオンプランツについて調べたうえで、アブラナ科のキャベツ・ブロッコリーに、キク科のリーフレタスとセリ科のにんじんを組み合わせました。
さらに、あとからスナップエンドウも加えて、最終的には5種類が同じレンガ花壇で育つことになりました。
5種類の野菜を草丈や日当たりを考えて配置
レンガ花壇の奥にはスナップエンドウ、中央にはキャベツとブロッコリー、手前にはリーフレタスを配置しました。
背が高くなるスナップエンドウは掃き出し窓側、草丈の低いリーフレタスは日当たり側にしています。
にんじんは、花壇の左右にできた空きスペースに種をまきました。
キャベツ・ブロッコリー・リーフレタスは苗を同じ時期に植え、スナップエンドウとにんじんはあとから種をまいています。
スナップエンドウは草丈10cmほどで冬越しさせる予定でしたが、予想以上に成長し、冬の間に1mを超えてしまいました(笑)。
5種類とも収穫できました

かなりにぎやかなレンガ花壇になりましたが、5種類とも収穫まで楽しめました。
キャベツは1kgを超える大きさに育ち、ブロッコリーも手のひらほどの頂花蕾を収穫できました。
リーフレタスは外葉をかき取りながら2~3月頃まで収穫。にんじんも無事に収穫できました。
予想以上に大きくなったスナップエンドウも、3月頃から4月上旬まで次々と実をつけ、一時期は毎日のように収穫できました。
狭い花壇に5種類を植えたのでかなり密集しましたが、それぞれの野菜を収穫できたのはうれしかったです。
夏はきゅうりを中心に5種類を混植

夏のレンガ花壇では、きゅうり・マリーゴールド・小ねぎ・オクラ・つるなしインゲンの5種類を一緒に育てました。
わが家では毎年、掃き出し窓の前できゅうりのグリーンカーテンを育てているため、夏はきゅうりの場所がほぼ固定です。
そこで、きゅうりをメインにして、空いている場所にその年に育てたい野菜を組み合わせています。
このときは、奥にきゅうり、その手前にマリーゴールド、花壇の左右にオクラとつるなしインゲンを配置し、小ねぎは空いている場所に植えました。
5種類は、すべて同じタイミングで植えたわけではありません。
最初にきゅうり・マリーゴールド・小ねぎを植え、その約3週間後にオクラとつるなしインゲンの種をまきました。
オクラとつるなしインゲンをあとから植えたのは、きゅうりが成長して下葉をかく頃に、その下のスペースで育ってくるようにしたかったからです。
わが家では土作りをするタイミングでなければ、収穫して空いた場所に次の野菜を植えることもあります。
限られたスペースだからこそ、「どこに植えるか」だけでなく「いつ植えるか」も考えながら、育てたい野菜を組み合わせています。

空いたスペースを見つけると、つい「ここにも何か植えられる!」って考えちゃいます(笑)
わが家で実際に試した混植の組み合わせ
冬と夏の5種類混植以外にも、これまでレンガ花壇や地植え、プランターでさまざまな組み合わせを試してきました。
実際に育てた組み合わせをまとめると、次のとおりです。
| 栽培場所 | 実際に育てた組み合わせ |
|---|---|
| レンガ花壇 | キャベツ+ブロッコリー+にんじん+スナップエンドウ+リーフレタス |
| レンガ花壇 | きゅうり+マリーゴールド+小ねぎ+オクラ+つるなしインゲン |
| レンガ花壇 | きゅうり+マリーゴールド+矮性ミニトマト+青しそ+赤しそ |
| レンガ花壇 | チンゲン菜+にんじん+大根 |
| 地植え | なす+パセリ+さといも+オクラ |
| プランター | きゅうり+ニラ |
| プランター | トマト+ニラ |
| プランター | なす+ニラ+マリーゴールド |
どれも「この組み合わせなら必ずうまく育つ」というおすすめではなく、わが家で実際に一緒に育てた組み合わせです。
家庭菜園を始めた頃はコンパニオンプランツの相性をかなり意識していましたが、現在はまず育てたい野菜を決め、そのうえで相性や育ち方を見ながら組み合わせています。
狭い庭で連作とどう付き合っているかは、狭い家庭菜園の連作対策で詳しく紹介しています。
狭い家庭菜園で7年間混植してわかったこと
育てたい野菜を先に決める
家庭菜園を始めた頃は、コンパニオンプランツの本を買い、「この野菜にはこの野菜」と相性の良い組み合わせをかなり意識していました。
でも、約1坪の庭で相性ばかりを優先していると、育てたい野菜が植えられないこともあります。
そのため現在は、まず「今季はこれを育てたい!」というメインの野菜を決め、そこから一緒に植える野菜を考えることが多くなりました。
冬ならキャベツとブロッコリー、夏なら毎年育てているきゅうりがメインです。
コンパニオンプランツをまったく気にしなくなったわけではなく、取り入れられる組み合わせは取り入れつつ、相性だけにこだわりすぎないようにしています。

キャベツやブロッコリーは生育期間が長いので、今年の冬は小松菜やほうれん草などの葉物を中心に育てる予定!
草丈・株間を考えて配置する

混植するときは、野菜の草丈と日当たりを考えて配置しています。
わが家の庭は南向きで、西側が地植えスペースのある行き止まりになっているため、東側には背丈の低い野菜、西側には背丈の高い野菜を植えることが多いです。
また、大きく育つ野菜は、できるだけ株間を確保するようにしています。
わが家の地植えスペースは約150×25cmと細長いため、複数の株を植えるときは、写真のトウモロコシのように位置を少しずつずらして配置することもあります。
大きな野菜の間に別の野菜を混植するときも、同じように位置をずらして、株同士が近くなりすぎないようにしています。
教科書どおりの株間をすべて確保するのは難しい小さな菜園ですが、野菜が成長したときの大きさや日当たりを考えながら配置しています。
混植は便利だけど手入れや肥料管理は難しくなる

わが家で混植して感じている一番のメリットは、狭いスペースでも育てられる野菜の種類を増やせることです。
一方で、たくさん植えるほど収穫や葉かきなどの手入れはしづらくなります。
また、同じ場所に肥料を必要とする量が違う野菜があるため、それぞれに合わせた施肥もしにくくなりました。肥料をあまり必要としない野菜には、できるだけ肥料が近くならないようにしています。
狭い場所でいろいろな野菜を育てたいときには混植は便利ですが、1株ずつ大きく育ててたくさん収穫したい場合は、無理に詰め込まず十分な株間を取る方が育てやすいと感じています。
まとめ|狭い家庭菜園でも混植ならいろいろ育てられる
約1坪の庭では、育てたい野菜をすべて好きなだけ植えることはできません。
だからこそ、わが家では「ひとつの野菜をたくさん育てる」よりも、「限られた場所で少しずついろいろ育てる」楽しみ方が定着しました。
きゅうりの足元に小ねぎを植えたり、キャベツの隣でリーフレタスを育てたり。小さな花壇でも、季節によって収穫できる野菜が次々と変わるのは楽しいものです。
もちろん、詰め込みすぎれば手入れが大変になるので、毎年「これは植えすぎたな」と思うこともあります。
それでも、限られたスペースに何をどう組み合わせるか考えることも、狭い家庭菜園ならではの楽しみのひとつだと感じています。
これからも「ここ、まだ植えられるかも」と思ったら、無理のない範囲でいろいろな組み合わせを試していくつもりです。



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