家庭菜園は虫が苦手でもできる?虫を触れない私がしている5つの害虫対策

家庭菜園の工夫・暮らし

「家庭菜園をやってみたいけれど、虫が苦手だから無理かも……」「野菜についた虫を触れなくても家庭菜園はできる?」と不安に思っていませんか?

私も虫が大の苦手で、家庭菜園を始める前は「虫が出たらどうしよう」と心配していました。

それでも野菜を育ててみたい気持ちの方が大きく、約1坪の小さな庭やプランターで家庭菜園を始めてから7年になります。

7年経った今でも虫嫌いは変わっていませんが、それでも家庭菜園は続けられています。

この記事では、虫が苦手な私が家庭菜園を続けるためにしていることや、7年間続けるなかで変わった虫との付き合い方を、実際の経験とともに紹介します。

虫が苦手で家庭菜園を始めようか迷っている方の参考になればうれしいです。

虫が苦手な私が家庭菜園でしている5つの害虫対策

ラズベリーの葉を食害するオンブバッタ
ラズベリーの葉を食害するオンブバッタ(2026/09/06 筆者撮影)

虫が苦手でも、家庭菜園を楽しむことはできます。

私自身、今でも虫を素手で触ることはできません。

家庭菜園をしている以上、虫との遭遇を完全になくすのは難しいですが、防虫ネットを使ったり、必要に応じて農薬を取り入れたり、虫を直接触らずに対処したりすることで7年間続けてきました。

ここでは、虫が苦手な私が実際にしている5つの害虫対策を紹介します。

①防虫ネットで害虫の侵入を防ぐ

虫との遭遇をできるだけ減らしたいなら、防虫ネットを使って害虫の侵入を防ぐ方法があります。

防虫ネットは、網目より大きな虫が野菜に近づくのを物理的に防げるのがメリットです。網目の大きさによって防げる害虫が異なるため、育てる野菜や防ぎたい虫に合わせて選びます。

わが家でも、特に野菜が小さいうちは防虫ネットを使うことがあります。

ただ、現在のレンガ花壇では、きゅうりやオクラ、小ねぎ、マリーゴールドなど、草丈の異なる野菜を同じ場所で育てることも多く、すべてに防虫ネットを掛けるのは難しいのが現状です。

そのため、プランター栽培や生育初期など、防虫ネットを使いやすい場所や時期を選んで取り入れています。

防虫ネットをすべての野菜に使うのが難しい場合は、使いやすい場所や時期だけでも取り入れると、虫との遭遇を減らしやすくなります。

②マリーゴールドやネギ類を混植する

混植するレンガ花壇
きゅうりとマリーゴールドと小ねぎを混植するレンガ花壇(2026/05/29 筆者撮影)

わが家では、害虫対策のひとつとして、マリーゴールドや小ねぎ、ニラなどを野菜と一緒に植えることがあります。

実際に、きゅうりの株元に小ねぎやマリーゴールドを植えたり、ナスやピーマンと小ねぎを一緒に育てたりしてきました。

なつめぐ
なつめぐ

マリーゴールドは虫は虫でも”線虫”対策です。アブラムシやイモムシを防げるわけではないですよ。

もちろん、混植をしていれば害虫が来なくなるわけではありません。

実際にわが家でも、混植している野菜にウリハムシやアブラムシなどの害虫を見かけることがあります。

そのため、混植だけに頼るのではなく、防虫ネットやニームオイル、必要に応じた農薬など、ほかの対策と組み合わせています。

わが家では、マリーゴールドや小ねぎ以外にもさまざまな組み合わせを試しています。狭い家庭菜園で実際に試した混植の様子も参考にしてみてください。

③ニームオイルや農薬を害虫対策に取り入れる

虫を見つけたときは、ニームオイルだけで対応しようとせず、発生した害虫や野菜の状態に合わせて農薬を使うこともあります。

わが家で使うことがあるのは、ゼンターリ顆粒水和剤やアーリーセーフなどです。

なつめぐ
なつめぐ

ゼンターリとアーリーセーフは、わが家で使っている作物・害虫への使用ではどちらも収穫前日まで使えて、使用回数にも制限がないので使いやすいです。

農薬によって使用できる作物や対象となる害虫、使用方法などが異なるため、使用するときはその都度、製品ラベルを確認しています。

また、たくさんの農薬を揃えるのではなく、わが家で育てている野菜に使えるものの中から、自分で管理しやすいものを選ぶようにしています。

使用回数の管理が必要な農薬は私には少し扱いにくいため、購入するときには「自分がきちんと管理して使えるか」も確認しています。

虫が苦手だからこそ、無理に捕まえようとするのではなく、自分でも続けられる方法を選ぶことを大切にしています。

④害虫は素手で触らずに駆除する

家庭菜園の害虫対策では、見つけた虫をその場で取り除くこともあります。

とはいえ、虫が苦手なら無理に素手で触る必要はありません。

私も7年間家庭菜園を続けていますが、今でも素手で触れる虫はひとつもありません。

小さなアブラムシや孵化したばかりの小さな幼虫なら、使い捨て手袋をした手で潰すこともあります。大きな虫は手袋で捕まえたり、ゴミ拾いトングなどの道具で挟んで取り除いたりしています。

家庭菜園を始めたころは、虫を見つけるたびに「キャア!」「ヒィッ!」と悲鳴を上げ、同居する義母から「またママが悲鳴あげてるよ(呆)」と言われるほどでした。

それでも何年も家庭菜園を続けるうちに、3年ほど前からは悲鳴を上げることも少なくなりました。

今ではミミズが出てきても、驚きながら静かに土へ戻せるくらいにはなっています。

虫嫌いを克服したわけではありませんが、虫に遭遇したときの自分なりの対処方法が少しずつ増えてきたように思います。

なつめぐ
なつめぐ

ゴミ拾いトングを使っていても、大きめのイモムシやケムシをはさんだときの”むにゅっ”とした感触には気持ち悪くて慣れません…。

⑤葉をこまめに確認して害虫を早めに見つける

食害を受けたナスの葉
ナスの葉が何かに食害されている(2026/09/06 筆者撮影)

害虫による被害を広げないためには、野菜の様子をこまめに確認し、早めに異変に気づくことも大切です。

とはいえ、虫が苦手な私は、葉の裏までじっくり見て虫を探しているわけではありません。

水やりや収穫のついでに、「葉に穴が開いていないか」「葉の色がおかしくないか」など、いつもと違うところがないかを見るようにしています。

実際に、わが家でも葉の食害からウリハムシに気づいたり、葉の色や状態の変化からハダニの被害に気づいたりしたことがあります。

異変を見つけたときは、葉の裏なども確認して、害虫がいれば取り除いたり、必要に応じて農薬を使ったりして対処しています。

毎日虫を探して回らなくても、普段のお世話のついでに野菜の変化を見ておくだけで、害虫に早く気づきやすくなります。

虫が苦手な私には無農薬の家庭菜園は難しかった

家庭菜園を始めたころは、できるだけ農薬を使わずに育てたいと思い、手作りの虫よけスプレーをいろいろ試していました。

お酢を水で薄めたものや、にんにく・唐辛子・お酢を使ったものなどを作り、実際に野菜へ散布していた時期もあります。

ただ、使い続けてみても「本当に虫よけになっているのかな?」と感じることがあり、正直なところ、どのくらい効果があったのかはよく分かりませんでした。

なつめぐ
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効きがわからなかったのは、散布の回数の問題なのか・散布の仕方の問題なのか…。

また、家庭菜園を続けるうちに育てる野菜の種類や数が増え、それに伴って害虫に遭遇する機会も増えていきました。

そこで現在は無農薬にこだわらず、必要に応じて農薬も使っています。

虫が苦手な私にとっては、無農薬にこだわることよりも、自分で無理なく管理できる方法を選ぶ方が家庭菜園を続けやすいと感じています。

手作りの虫よけを試してみたい方は、わが家で実際に試した4種類の手作り虫よけスプレーもチェックしてみてください。

虫が苦手な人は小さな家庭菜園から始めるのがおすすめ

虫が苦手で家庭菜園を始めようか迷っているなら、最初からたくさんの野菜を育てるのではなく、小さく始めるのがおすすめです。

わが家も最初から現在のような家庭菜園だったわけではなく、庭の隅にプランターを2~3個置くところから始まりました。

育てている野菜が少なかったころは、今と比べて虫に遭遇する機会もほとんどありませんでした。

まずはプランター1~2個程度から始めて、防虫ネットを使ったり、使い捨て手袋や虫を触らずに取り除ける道具を用意したりしておくと、虫が出たときにも対処しやすくなります。

慣れてきたら、育てたい野菜や栽培スペースを少しずつ増やしていくのもひとつの方法です。

虫が苦手だからと最初から家庭菜園を諦めるのではなく、自分が無理なく管理できる範囲から始めてみてください。

虫嫌いでも野菜を育てる楽しさの方が大きかった

家庭菜園を7年間続けていますが、虫を好きになったわけでも、平気になったわけでもありません。

それでも続けてこられたのは、「虫が苦手だから家庭菜園には向いていない」と考えるのではなく、苦手なことはできるだけ避けたり、道具に頼ったりしながら、自分が続けやすい方法を見つけてきたからだと思います。

家庭菜園を続けていると、思うように育たなかったり、害虫に野菜を食べられたりと、楽しいことばかりではありません。

それでも、昨日より少し大きくなった野菜を眺めたり、初めて実がついたのを見つけたり、育てた野菜を収穫したりする瞬間はやっぱり楽しいものです。

苦手なことがひとつあるからといって、やってみたいことまで諦める必要はないのかもしれません。

虫が心配で家庭菜園を始めるか迷っている方も、まずは自分が「育ててみたい」と思う野菜をひとつ選んでみてください。

虫嫌いな私の経験が、家庭菜園を始めるきっかけのひとつになればうれしいです。

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